山猫屋的 夏休み(無いけど)の自由研究 〜モコ太と過ごした17日間+α〜(後編

西側に逃走してしまったモコ太。本当は蛹になる場所を探しに行ったんだよね。

『これもモコ太の意思なんだから彼の自由にさせる??』

などなど話してる途中にみーすけは玄関を飛び出して行った。モコ太が住んでた北側のベランダは軒が短くて雨ざらしってか結構吹き込んだりもするので羽化するにはかなり厳しい環境なんだよ。なんとかお隣さんのベランダを通過して、さらに次のお隣さんを通り過ぎてくれさえすれば階段の踊り場があるもんだからそこでモコ太を保護できる。そう踏んだみーすけ。数分後に無事モコ太を連れて帰ってきてくれたよ(ホッ。

さっそく割り箸の止まり木に(笑顔。

本当は観察箱を速攻で買って来て間近で日々の様子を見たかったんだけど、家には毛玉の可愛いギャング達が沢山いるので(笑、悲しくも残念な未来しか思い浮かばなかった平社員たち💦。だもんで、にゃんこ上司たちが唯一入れない部屋でキャンプ用のドライネットの中で育てる事にしたんだよ(笑顔。

したらさぁ。翌日には派手な衣装を脱ぎ捨てて蛹になってたよ(驚。その後は動かないもんだから無事なのか?心配事も多い中、日々が進んで行ったんだ。

そんな蛹になってから9日目だったかな。なんか透けてるってか黒っぽくもなってて気になってたのも床の間、

翌朝の4時半に店長が見に行ったら無事羽化してたよっ(笑顔。そんで今度は、いつどこでリリースするのが良いのか?

『もうちょっと羽を乾かしてから敷地内のフラワーポットがいいんじゃない?』って事で

実は5時半頃にお花の上にリリースしたんだけど、一向に飛ぶ様子も無くてこれじゃ鳥さんとかに💦。。。だもんで、一旦自宅に連れ帰ってもう少し羽を乾かしてあげた8時半頃に再チャレンジだよ。

偶然、鱗粉が日光を受けてキラキラっと舞う所が映ってた。

そしてしばらくしたら、

ちょっと飛行初心者で危なっかしかったけど、近くの木の枝にモコ太は飛び移ってくれたよ(笑顔。平社員たちはやれる事はしたという達成感と、モコ太無事に過ごしてるかな?元気かな?と言う心配ももちろんあったけど、後はモコ太の生命力に託すしかないよねっ。

そんな複雑な一夜を明かした翌日。駐輪場からチャリで出勤しようとした時に、一匹のキアゲハを見かけた平社員たち。その子はまさにモコ太が過ごした北側のベランダを確認するかの様に左右30m程行ったり来たり。そしてそれを繰り返しながら上階へ上階へと、ついには7階建の屋上を超えて飛び去って行ったんだ。あんな高い所飛んでる事見た事も無いし、蝶にも帰巣本能もあるらしいので、

『あれは絶対にモコ太だよっ!』

って思った。思ってしまった平社員たち。だからモコ太が蜜を吸えるようベランダにお花も増設だよ(笑顔。

『また彼女でもつれて顔見せてくれよな』

ってね(笑顔。因みにモコ太と命名したけど男の子だか女の子だかは調べても分からなかった。もしかしたらモコ美なのかもね??(爆

だもんでみんなにも、そんな小さくも幸せな出会いがあるとおいら嬉しいよっ、てな感じの夏のひとときだっただよね(笑顔。

おしまい。



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